【夢殿PJ活動報告】環境産業チーム主催伊豆下田フィールドキャンパス(4/16~17開催)活動報告

伊豆下田にて、海岸清掃と観光を目的とした下田フィールドキャンパスを開催し、遠くは沖縄、京都、福井から総勢25名の方にご参加いただきました。

ご参加いただいた方々、同行をいただきました堤先生ありがとうございました。

初日の海岸清掃は、前夜までの台風の影響で多くのゴミが海岸に打ち上げられていました。海岸に広がるゴミ、そして長い間忘れ去られたゴミをみんなで丁寧に拾い上げました。終わってみると、大きなゴミ袋で20袋あまりと、それに入りきれないゴミの山。

先生に教えていただいた通り、波に「ありがとう」の文字を書くと、あっという間に海が持ち去っていったのです。自然がしっかり受け止めてくれました。

その後、芝生の広がる丘に向かい、冥想を行いました。終わってから各自が芝生の上に寝転がると、まるで地球に抱かれるような気分となり、我々は地球の一部なのだと感じました。

ホテルの夕食では、全国から集まった参加者の交流も広がり会話も弾みました。その後の二次会でも、皆さんの会話は止まることもなく初日の夜は更けて行きました。

翌朝、日の出は5時10分です。空を見上げると厚い曇で覆われています。どう考えても朝日は期待できない状況でした。

ただ、朝日の出るあたりに光が微かに見えたので、僅かの希望を抱き海岸へ向かいました。

すると、伊豆大島の左端に太陽の大きさ分だけ空が開き、太陽が上がり、そしてすぐ雲に隠れていったのです。奇跡と言ってもおかしくない太陽の演出でした。

ホテルを出発し、松蔭先生ゆかりの弁天島、渋沢栄一さんゆかりの玉泉寺と訪れました。

現場で感じる松蔭先生の国を深切に思う気概

渋沢さんや開国当時の下田の方々の国を超えた愛

それぞれの念いを胸に昼食場所に向かい、食事をいただきながら二日間の気づきのシェアを行いました。初日では考えられないくらいの騒がしさ。会ってから24時間しか経っていないにもかかわらず、目の前で起こる会話の嵐に驚きました。

ある方が、衣食住を共にする事や集団行動する事で人間関係が学べる、と言われたのを思い出しました。

まさしくフィールドキャンパスでしか学べない事です!

最後は、伊豆半島最南端の石廊崎を訪れました。

溶岩がそのまま固まったような岩に太平洋からの波が打ちつけ、白波が美しい模様を描いていました。自然が作り出す美しさ、力強さ、その温かい愛は、人間の力の及ばないものだと感じた一日の締めくくりでした。

ご同行いただいた堤先生には随所に解説をいただき、貴重な学びを演出いただきました。有り難うございます。

そしてご参加の皆さま、忙しい中お集まりいただきありがとうございました。このフィールドキャンパスには、徳山先生から多くのアドバイスをいただきました。

スタッフ一同、感謝申し上げます。